永久輝せあの大劇場4 (死)作目が『エリザベート-愛と死の輪舞-』と発表された。
30周年にVISAイメージキャラクターがやる予想は以前からあったものの、前花組トップ娘役である星風まどか前提だった。星空美咲では事情が変わってしまう。
エリザベート役はこれまで、複数の男役とコンビになったトップ娘役がやっている。トップスターと添い遂げないトップ娘役は「不仲」「自分勝手」と叩かれがちだが、『エリザベート』という作品があることでバッシングを抑え込む効果があった。
女帝娘役の集大成として、退団公演になるパターンも定着しつつある。
しかし星空美咲は永久輝せあと共に就任したため、1人目の相手役だ。
外部では元男役の望海風斗・明日海りおがやっていたので、聖乃あすかや凪七瑠海を彷彿とさせる希波らいと辺りと役替わりの可能性もあるが。過重労働問題を考えると望ましくはない。
やはり誰かの退団が絡んでいるのが、大方の予想だろう。
1.永久輝せあの退団公演
初演に重ね、トップスターの退団公演説である。それなら星空美咲は女帝化直前になるので『エリザベート-愛と死の輪舞-』という作品が築いてきた文脈通り。
雪組出身のため初演の一路真輝、VISA音月桂の4作を踏襲してもおかしくはない。
プレ退団が全国ツアーというのは微妙だが、花組にもいた元宙組トップスター芹香斗亜も同じ。あの退団が事件やハラスメントのせいではない、というフォローになる。
博多座で余りに余っていた『マジシャンの憂鬱』を北海道でやる、強気な日程も納得だ。
この場合『蒼月抄』『EL DESEO』東京公演前には退団会見があると思われるため、近年にしては早めの発表にも合点がいく。
2.星空美咲の退団
娘役の地位向上として、女帝化しなくてもタイトルロールで大劇場1本立てをすべきというのも分かる。
ただ30周年という点に重きを置いて、20周年の実咲凜音のように次での退団だと『エリザベート』大千秋楽後の退団会見になりそうだ。モヤモヤした気持ちで観劇することになるだろう。
3.星空美咲のスライド
『アナスタシア』でスライドした星風まどかと、長いスパンでのトレードなら面白い。
不振やトラブルが続く宙組へ、縁の深い水美舞斗のために組替えするのも宝塚ファンが好むストーリーではある。 宙組の現状を考えると春乃さくらも退団せずWトップ娘役、なんなら水美舞斗も入れたWトップコンビでちょうどいいかもしれない。
しかしこの場合、唐突に発表されるのでずっと気が抜けなそうだ。
4.小池修一郎の退団
全て終わっても何も無かった場合、予想されるのは小池修一郎の退団である。以前から『エリザベート』を小柳奈穂子に引き継ぎ、真風涼帆や柚香光の退団公演を担当するなど匂わせはあった。
しかし週刊文春でパワハラやセクハラが暴露され、外部に専念するには厳しい状況なのかもしれない。だからといって宝塚歌劇団に残られても、改革がやりにくいだろう。
代表作である『ポーの一族』と『エリザベート』を立て続けにやるのは、餞別にも見える。
その場合はインタビューや作品を手掛けた際の表記が、一般に知れ渡るタイミングと思われるものの。正直、そんな後になって分かっても困る。
いくら宝塚歌劇団を代表する演出家といっても、表向きはスターに関する何かであって欲しいものだ。