安倍元首相暗殺事件をコントにした星組公演「記憶にございません!」には、トランプ大統領の銃撃をネタにする形となった台詞もある。
そして大統領に就任し日々世界を騒がせるようになると一転、媚びるように『An American in Paris(パリのアメリカ人)』で、アメリカ人を父に持つ日米ハーフの音彩唯がヒロインと発表された。
ミュージック・サロンの決まっている夢白あやが『ボー・ブランメル~美しすぎた男~』『Prayer~祈り~』で退団し、次期トップ娘役だろうという予想がほぼ固まっている。
ディズニーでは黒人系のアリエルや白雪姫が非難の的となりコケたが、白人系のヒロインが日本物をやるのは当たったりするのだろうか?
しかしそれは多様性ではなく、白人至上主義だ。アジア人差別といってもいい。
確かに日本において他人種の血が入っているのは、周囲から一歩距離を取られる面はある。
しかし世界的にみれば、白人は特権階級。白人系の被害は大きく取り上げられ、貧しい白人や路上生活者は同情される。
一方で有色人種は被害にあうのが普通のことであり、貧しくなれば生き続けるのも困難。加害されるリスクが高すぎて、路上生活のハードルさえ白人系とは大違いと開く。
特に近年、白人系によるアジア人への差別や加害が騒がれている。昔からあったことは問違いないが。黒人への加害が厳しくなったことで、アジア人に対する差別が軽視から加害へ悪化しているのだろう。国際社会で働くほどでなくとも、留学経験者や自由に旅行出来る層ぐらいからも酷い話が増えていた。
白人系というのはそれだけで、圧倒的な力を持っている強者である。黒人系ならポリコレで通せるが、白人系が純日本人役をやるのは文化の盗用。
弱者が強者から文化を守ることは、被害からの防衛として認められるべきだ。
ただ
の件があったので、重用されるのは分かってもいた。それでもわざわざ日本物の雪組、しかも礼真琴退団後は朝美絢が頼りだろうに。若干不穏になってきた。
また105期を95期にしようと、偏った売り出しも弊害がある。
コロナ禍で中止期間があったにも関わらず計15人の新人公演主演者で95期越え、トップ娘役の3人も並ぶとしたら。
劇場内でも「5の倍数がスターの期」という認識が広まりつつあり、星組公演『阿修羅城の瞳』『エスペラント!』で初舞台の111期について「1人トップが出れば良い方」という声さえ聞こえる。
ファンも前後の期が割を食う前提で見ているのだ。
宝塚ファンは元来、勝ち馬に乗りだかる傾向にある。ブランド志向で、ジンクス好きでもあるからだ。そのせいか宝塚には無数の「スターになりそう」な細かい抜擢が存在する。
とはいえ103期の転落死事件により、日本中からあれほど叩かれたのだ。今でも宝塚歌劇団を応援しているのは、判官贔屓的なファンだと思うものの。
始まる前から「スターになりにくい期」とされては、人気を集めにくくなるだろう。
特に95期→105期ときて、115期にスターが集中すると予想されている。まだ受験生でもないのにだ。
今のところ受験生の減少がニュースになっているが、パワハラや過重労働だけでなく「スターになりやすい期」予想がついてしまっている影響も感じる。
しかし人数は一律で、チャンスは4回。高校や大学受験の年は受けないという人も多い。
期の偏りは、多くのスター候補獲得のチャンスを逃すことになるのだ。