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花組『悪魔城ドラキュラ』でゲーム業界との雪解けを期待

『FINAL FANTASY XVI』が取り止めになったまま宙組トップスター芹香斗亜が退団することになり、後任がやるのか、このままお蔵入りか。スクウェア・エニックスとの動向が注目されていた。

 

そんな中で競合であるコナミのゲームを原作にした、花組公演『悪魔城ドラキュラ』~月下の覚醒~が発表された。

「悪魔城ドラキュラ」(海外名:Castlevania) は知名度話題性ではファイナルファンタジーに遠く及ばないが、花組の代表作『ポーの一族』のようで期待が高まる。宝塚ファン受けが良さそうだ。

 

「宙組生の転落死事件で宝塚歌劇団とSQUARE ENIXが揉めている」というのは、週刊文春などのメディアで大々的に取り上げられていた。

結果的にあんな形で取り止めにされたことで、宝塚のイメージは更に悪化した。そして事件の重大性も知らしめることになってしまった。

 

スクエニと完全決別し、同業他社に利益を与えることで報復するつもりなのか。

ゲーム業界で状況を見るワンクッションとしての『悪魔城ドラキュラ』であり、花組公演の結果次第ではFINAL FANTASYの再計画もあるのか。

期待と不安が入り交じる。

 

個人的には多く宝塚化してきた『逆転裁判』や『戦国BASARA』のカプコンが、宙組事件について沈黙しているようなのも気になる。

 

やはり『悪魔城ドラキュラ』はゲーム業界と和解の第1歩なのだろうか。

永久輝せあの花組だけでなく、宝塚歌劇団全体にとっての正念場となりそうだ。