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雪組ベルばらジャンヌは宙組事件の踏み絵

火傷、それも焼きごてを押し付けられたあとを見せつけるジャンヌ……ヘアアイロン事件の証拠として、火傷写真をマスコミに流した行為の宝塚化だ。

 

雪組公演『ベルサイユのばら』-フェルゼン編-は2024年版として新しい試みはあるものの、ジャンヌ自体は昔も出てきたらしい。

しかし数十年出さなかった役を「今」あの形で出した。

今回のジャンヌに、故人と遺族の102期が投影されているのは無視できない。

 

ジャンヌ役の音彩唯は105期生なので、さすがに102期103期がやることにはならなかった。しかしもっと上級生にやらせることも出来たはずなのに、わざわざ下級生にやらせたといえる。

「上級生の誹謗中傷を流布した下級生」という構図は、過激な風刺だ。

 

今回の大劇場公演集合日に、遺族である102期の妹が退団した。つまり元々出演予定だった公演で、自分や家族の行いを痛烈に批判されたことになる。

共に過ごしてきた生え抜きトップスター彩風咲奈、故人の同期で遺族の予科本科の上に宙組雪組で過ごしてきた夢白あやを中心とした、今の雪組でやることか?

 

星組の『記憶にございません!』も酷いが

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102期の舞空瞳と天飛華音は故人と予科本科かつ遺族の同期であるのに、自殺直後の主演公演を強行した。

舞空瞳はパワハラ合意書を締結した直後、退団記者会見で事件を軽んじた言葉を連発。ミュージック・サロンからも103期を排除した。

星組102期は最初から非情だったのだ。

 

一方雪組は『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』-Boiled Doyle on the Toil Trail-『FROZEN HOLIDAY』を何度も中止させるほど、心を痛めてきたと思われている。この仕打ちはさすがにキツい。

 

事前発表は無かったのに星組公演『夜明けの光芒』では瑠璃花夏、月組公演『琥珀色の雨にぬれて』『Grande TAKARAZUKA 110!』では白河りりの103期が、続けて主要キャストとして線上に出された。

 

これも102期の舞空瞳と天飛華音のように、隠蔽や矮小化に手を貸せば手厚く扱われるということなのか。

 

下級生は事件を軽んじ、踏みつけるほど安泰に。

同期や予科本科という生徒自身の絆より、組織を優先する都合の「いいタカラジェンヌ」であれ。

 

宙組事件は宝塚の踏み絵にされた。